高齢者住宅のリフォームで失敗しない7つのポイント

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安全かつ使いやすいトイレのリフォームとは

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【安全かつ使いやすいトイレとは】

 

加齢により、立ちあがる、座るという動作も大変になります。

 

また万が一、要介護状態になったときでも、トイレのスペース(広さ)に余裕があれば介助するほうも、されるほうも楽です。

 

ある程度の年齢になってからリフォームする場合、将来トイレに手すりを付けることを想定して、あらかじめ壁の中に下地を入れておきます。

 

 

 

【トイレの手すりについて】

 

 

手すりは握りやすさも重視します。冬に冷たくない木製がお勧めです。ショールームでじっさいに握ってみましょう。

 

手すりにはL字型とI字型があり、それぞれ特徴があります。L字型は上下と横の移動がしやすくなっています。また使う人によって高さ、握りやすさに違いがあるので、取り付ける前に確認を忘れずに。

 

 

 

【理想的なトイレの寸法】

 

 

出入り口は引き戸で、75センチ以上。便器前と便器の片側に1メートル以上の広さを確保します。

 

この時、便器の位置は片側の壁に寄せます。便器が真ん中にあると、壁の手すりに手が届かず、せっかく広くしたのに車イスで入れないこともあります。

 

トイレの扉は他の部屋の扉より狭くなっていることが多いのですが、有効で75センチ以上とりましょう。

 

車イスや他人に介助をお願いすることも想定し、入口スペースは広くとっておきます。

 

 

 

【トイレのドアは引き戸が基本】

 

 

ドアが内側に開く「内開き」の場合、トイレの中で倒れたときに本人の体でドアが開きません。外開きにするか、車イスの利用も考え、ドアは引き戸が基本です。

 

トイレなどの鍵が必要なところでは、大型の引き戸用鎌錠を取り付けます。

 

 

 

【トイレのヒートショック対策をしよう】

 

 

冬のトイレや廊下は冷えます。浴室同様、温風暖房機を設けるなどのヒートショック対策を忘れずにしましょう。

 

寝室横の納戸や物入れ、押し入れをトイレに改造できるようにしておけば、排せつの失敗も減り、寝室・廊下・トイレといった部屋ごとの急激な温度差のために倒れる危険も減ります。

 

 

 

【50歳を過ぎたらリフォーム3点セットを意識する】

 

 

年をとれば移動する距離は短くなります。そこで、リフォーム3点セット。

 

寝室、トイレや浴室といった水廻り、LDK(リビング・ダイニング・キッチン)の3つをできるだけ同じ階にまとめて近くに配置します。

 

どんなに広い家に住んでいても、年を重ねれば生活の中心はこの3点セットに絞られていくからです。

 

たとえば加齢によって夜のトイレが近くなります。その時、寝室の押し入れをトイレに改造したり、通路に出なくてもトイレにいけるようにしておけば、部屋を出ることなく用が足せます。

 

また、この3点セットがうまく配置されていれば、再び大がかりな工事をする手間が省けます。もしも、この3点セットが上下階にまたがってしまう場合は、エレベーターや階段昇降機の設置も考えましょう。

 

 

 

【便座の色は白が基本】

 

 

血便や血尿など健康状態を自分でチェックするために、便器は濃い色を避けて、白に近い色にします。

 

見やすいように照明は明るく、長寿命なLED照明を設置しましょう。

 

 

 

【トイレが臭くなる原因は便器だけではない】

 

 

トイレを長期間使っていると、どうしても臭ってきます。しかしニオイの原因は便器だけではありません。たとえば男性が立っておしっこをすると、2000滴のしずくが便器にはねかえり、床や壁に飛び散ります。これらもニオイの原因です。

 

また家庭で一番水を使うのがトイレです。最近の便器は節水タイプになり、昔の便器を最新のものに交換するだけで年間17000円も水道代が節約できるのです。トイレをリフォームすれば、数年で元がとれる計算です。

 

 

 

【本当に介助が必要になった時は、ポータブルトイレやベッドサイド水洗トイレの利用も考える】

 

 

誰しも、排せつだけは人の手を借りずにトイレで用を足したいと願っています。排せつが上手にできる、自分でできることは人間の尊厳にもかかわります。

 

介助される側、介助する側のお互いに負担の少ないトイレがベッドの横に置く、ポータブルトイレやベッドサイド水洗トイレです。

 

いまは特別に工夫された水洗トイレもあり、工事も1日で終わります。多少なら大人2人で便器の移動もできます。

 

 

 

>>>ベッドサイド水洗トイレの口コミ

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