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シニアと猫のためのリフォームは猫ファーストが基本
近年、ペットは犬よりも猫の人気が高くなっています。日本全国で飼い猫の数は990万頭といわれています。
わたしも猫を3匹飼っています。彼らは2代目。初代は雄が13歳で室内にて事故死、雌が14歳で病死でした。初代の2匹が死んだとき、猫をふくめペットは当分飼わないことを妻と決めました。
けれど妻は寂しかったのでしょう。
3か月後、動物愛護センターで捨て猫を見た妻が「また猫を飼いたい」と言い出しました。わたしも家族を亡くし寂しかったのは同じでした。すぐに捨て猫の保護団体に連絡。新たな家族を迎えました。
子猫のため自分でミルクをスポイトであげなければならず、夜中に何度も泣き声で起こされ寝不足になりました。本当に大きくなるまで彼らを育てるのは大変でした。それでも、猫がいたから生活にハリもでて、夫婦もケンカせずにやってこられたと思います。
わたしたち夫婦にとって猫がいない生活は考えられません。ぜひ、あなたにも猫との生活を味わってほしい。そのためにこの文章を書きました。
【猫を飼うための3つの優先順位】
一戸建てにせよ、マンションをリフォームするにせよ、猫と住むための優先順位があります。
・猫ファーストであれ
・トイレ(臭い)対策
・爪研ぎ、イタズラに備えろ
です。
猫の平均寿命は15.8歳といわれます。猫のことを第一に考え、安心・安全な住宅つくりをしましょう。
【猫の安全を第一に考える猫ファーストであれ】
猫は大切な家族の一員です。あなたは猫の安全と安心を第一に考えなければいけません。猫ファーストです。
現代の猫は「完全室内飼い」が基本。好奇心が旺盛な猫に外の世界を教えてはいけません。
昔なら昼間は外で遊ばせて、夜は家に帰ってくるなんてことができました。現代では、他の猫から白血病や猫エイズといった病気をもらいかねません。保健所につかまって処分されてしまう可能性だってあります。迷子になって帰れなくなることも。猫を捕まえ熱湯をかけて殺す動画をインターネットに投稿するような信じられない人間もいます。毒餌を与えられるかもしれません。
完全室内飼いを実現するためには
・猫が入ってはいけない場所を決め、ネットや扉で仕切る
・爪研ぎする場所を決める、つくる
・トイレの場所を決める
・トイレはこまめに掃除する
・玄関、ベランダ(バルコニー)から猫が脱出できないようにする
・猫用ステップやキャットタワーで縦の運動をとりいれる
ようにしましょう。
浴槽にはった水で溺れないよう浴室のドアは閉めておく。火を使うキッチンには入れない。脱出または墜落死を避けるためにベランダには出さない。ベランダを網で囲む、脱出しないよう玄関は仕切りや扉を二重にする、猫の姿が確認できるガラス戸の扉なども事故防止に効果的です。
猫は家族がいるところは自分もすべて行けると思う動物です。
出かけるとき、帰宅したとき、ベランダで洗濯物を干すために出るときは猫が一緒にでないよう注意してください。わたしは夜中、トイレに起きるときは猫を踏まないようすり足で歩いています。
【トイレの臭い対策】
猫のウンチとおしっこのアンモニア臭は強烈。とくに閉め切った室内には臭いがこもります。こまめにトイレを掃除すること、換気をすること、が重要です。
猫は家中を走り回ります。とうぜんホコリがたちます。換気が不十分だと人がアレルギーになりかねません。こまめに窓をあけたり、空気清浄器や機械的に換気するようにします。
猫が安心してできるようトイレは静かで暗いところに置きます。人間や他の猫の視線から守ってあげましょう。トイレは食事や水の近くに置かないようにしてください。猫が落ち着きません。
【猫の爪研ぎ、イタズラ対策】
猫が爪を研ぐのには目的があります。
・ストレス解消
・古い爪の外側をはがす
・マーキング(縄張りの主張)
市販のキャットタワーは柱に麻紐をまきつけた爪研ぎがついています。ダンボールで作られた爪研ぎ器はトイレの入り口に置くのがおススメです。
猫が爪を研ぐことに目的があり、やめることができないといっても壁や柱が傷だらけなんてことは避けたいもの。やめさせることができないのであれば、「爪を研げる場所」を提供してあげましょう。
ほかにも猫の困ったイタズラは
・網戸をよじのぼる
・アルミのブラインドをのぼって曲げる
・カーテンに爪でよじのぼって穴だらけにする
・障子を穴だらけにする
またブラインドのヒモが首に絡まって怪我や窒息してしまう事故も起きやすいので、紐はまとめてくくります。障子は破れにくく加工された強化障子紙や厚紙のような素材を取り入れるといいでしょう。
【猫にあう床材】
床材は表面を強化して傷のつきにくい土足用のフローリングがおススメです。ガラス系やポリカーボネートのようなツルツル、スベスベした素材は猫が嫌います。
なお弾力性があって滑りにくいカーペットは、猫が吐いて汚れたときに手入れが大変です。
【猫のひっかき傷対策、消臭効果のある壁紙】
壁の素材には、汚れがつきにくく、ペットの臭いを軽減する消臭効果を備えたものがあります。
また傷に対する強度が従来品にくらべ3倍以上ある壁紙なども上手に活用してください。