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リノベ前に住宅診断をしよう
【リノベ前の住宅診断の必要性について】
同じ規格でいくつも作られるマンションとちがい、一戸建ての住宅に同じものは二つとありません。建っている土地(地盤)もちがえば、工法(木造か鉄骨か)、築年数もちがいます。
そこで、リノベーション(リフォーム)前に、住宅診断(ホームインスペクション)をする必要があります。
住宅診断(ホームインスペクション)とは、住宅に精通した住宅診断士(ホームインスペクター)が、第三者的な立場で住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などのアドバイスをしてくれます。
とくに中古住宅を購入するさいは、欠陥住宅をつかまされないよう、かならずホームインスペクションをしましょう。
住宅を手術前の患者だとすれば、血液検査をしたり、レントゲンを撮ったりと正確な検査が必ず行われます。よほど緊急でなければ、検査もせずに手術をするなんて乱暴なことは決してしません。
リノベ前に住宅診断をする目的は、既存建物の状態を正確に把握し、病院でいえばカルテを作ることになります。カルテがあれば、必要な工事と不要な工事を事前に検討することも可能です。
【第三者に住宅診断をしてもらう理由】
リノベーション会社が住宅診断を無料でしてくれることがあります。けれど、工事費用が大きければ大きいほど利益が増える利害関係者の住宅診断をそのまま信用して大丈夫でしょうか。
利害関係のない中立な第三者の専門家、住宅診断士(ホームインスペクター)に見てもらうことが重要です。
【リノベーションできない住宅とは】
そもそもリノベーションできない住宅があります。
>>家が古すぎる
大きな地震で倒壊した建物は、木造、鉄骨といった工法を問わず、古い建物でした。とくに1981年以前に建てられた建物の倒壊する比率は高くなっています。
ほかにも屋根が重すぎて建物のバランスが悪い、2階を支える1階の壁が少なくて窓が大きい、1階が駐車場で柱だけで2階を支えているなど、見た目重視でデザイン性の高い建物にも注意が必要です。
>>軟弱な地盤のうえに建物がある
海であったところを埋め立てたり、田んぼや沼地だった土地を埋め立てたところは、大きな地震のさいに液状化現象をおこし家が傾いたり、陥没してしまう恐れがあります。ほかにも、盛土など造成地の上に立つ家は地滑りの可能性があります。
どんなに建物を耐震・制震・免震・断震リノベーションしても、土地そのものが弱くては意味がありません。
【地震に強い家にする方法】
地震に強い家にするためには、まず地盤と家の土台になる基礎がしっかりしていることが基本です。
地震対策には3つの手法があります。
・耐震 建物を強くすること
・制震 建物で揺れを吸収すること
・免震 地震の揺れを建物に伝えにくくする
ほかにも地震波を検知し瞬時に空気で建物を浮かせる断震(だんしん)という手法もあります。
このなかで基本になるのは耐震で、建物を強くすることです。
今、住んでいる家にはできることが限られています。リノベーションでは耐震、制震はできても、家の基礎から大きな工事が必要な免震・断震は大きな工事になるため、建て替えという地震対策になると考えたほうがいいでしょう。