高齢者住宅のリフォームで失敗しない7つのポイント

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小規模リフォームの注意点

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【性能維持とライフサイクル、2つのリフォーム】

 

 

リフォームには、塗装が劣化してきた、屋根から雨漏りがした、水漏れしたなど、壊れたところを修理する住宅の性能を維持する「性能維持リフォーム」があります。

 

もうひとつ、子供が成長して独立したので子供部屋が不要になった、高齢になったのでバリアフリー化したいといった「ライフサイクルリフォーム」があります。

 

 

 

【小規模リフォームとは】

 

まず住宅の性能の維持が目的か、またはバリアフリー化などのライフサイクルによる変更が目的か、ハッキリさせましょう。

 

そのうえで、工事をする場所や予算によって「小規模」「中規模」「大規模」といったリフォームを決定します。

 

ここでは、小規模リフォームを説明します。小規模という名前のとおり、費用は100万円未満です。

 

・建具(戸・障子・ふすまなど、開閉して部屋をしきるもの)の取り換え
・畳をフローリングに変更する。またはその逆
・室内の壁紙の張り替え

 

など、おもに単品で一つの業者で工事ができるものを指します。

 

知り合いの工務店などがあれば、お願いしてもいいでしょう。

 

 

 

【小規模リフォームの注意点】

 

小規模にかぎりませんが、安い価格だけで工事の内容を選ぶと、安い建具などが取り付けられます。反対に、よい建具などを選べば工事の総費用は高くなります。

 

建具、畳、フローリングやじゅうたんも、松竹梅・上中下といった価格や質があることを覚えておいてください。

 

 

 

【リフォームするメリット】

 

ゼロから作り上げる新築や建替えとちがい、リフォームは既存の住宅部分を傷つけないように取り壊します。時間と手間をかかるため新築とちがった費用がかかります。

 

予想以上に老朽化が進んでいて、床板をはがしたら土台がシロアリに食われていて、最初の見積もり以上の費用がかかることもあります。

 

しかし、工事費用の総額はたいてい構造部分の手間・費用がかからないため、新築よりも安くすみます。

 

築30年の家でも、建て替えより割安な工事費で耐震補強ができ、断熱性も上げて、暑さ・寒さの解消もできます。

 

小規模であれば、住みながらの工事もできますし、工期も短くてすみます。

 

また古い家の場合、大都市圏では建築基準法の改正で同じ規模の住宅が建てられないことがあります。これを既存不適格と呼びます。建て替えができない、建て替えると床面積が小さくなるケースもあります。

 

リフォームの場合、以前と同じ面積が維持できます。

 

 

 

【新築とリフォームの違いとは】

 

新築は

 

・設計を含め、ゼロから計画を始めるので自由に考えられる
・決められた敷地の中に、家、誰がどのように住むかを考え、予算にみあった住宅を造る
・建築基準法や消防法などの法律に縛られ、検査も受ける。検査済みで引き渡しになる

 

リフォームは

 

・既存の住宅を活かしながら直す
・何をどう変更、直したいか決まっている
・一定規模の工事であれば、市区町村への申請も不要

 

といった違いがあります。

 

 

>>>中規模リフォームの注意点

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