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洗面所は多目的ルーム。利用目的を優先する
【洗面所は利用度を優先する】
まず「洗面所で何をするか」を考えます。
お風呂に入るまえの脱衣所なのか、洗濯をする場所なのか、お化粧もするのか。洗面所は多目的ルームです。使用目的によってリフォームの計画も変わってきます。
なお洗面所や浴室、トイレの内装工事をするときは、水漏れや湿気で下地が腐食していないか、チェックを必ず行うようにします。
洗面所は、隣接する浴室やトイレとあわせてリフォームしたいという要望も多いところです。これからの暮らしの中で、洗面所にどのような機能を組み入れるか見直していく、よい機会になります。
【バリアフリー化から見た安全な洗面所とは】
浴室と洗面所の急激な温度変化によるヒートショック現象を防止するために、床暖房や浴室乾燥機の設置、または暖房器具の設置を考えます。
濡れた足で歩くところなので、転倒事故防止のために床材は水に強く、滑りにくいものにします。
福祉用具としての洗面台は、車イスのままで上半身を洗面台にピッタリつけられるように、洗面台の下が空間になっています。ほかにもカウンター付きの洗面台もあり、腰かけた状態での使用が可能です。
車イスで使う場合、洗面台の下に入る高さ、フットレストが壁にぶつからないよう奥行きにも配慮が必要です。そのためには排水管も邪魔にならない形式、位置にしなければなりません。
鏡の高さは腰かけても顔が見えるように、床から90センチ程度まで下げておきます。
なお子供から大人まで家族全員が使いやすいよう、高さ調整が簡単にできる昇降機能付きの洗面台もあります。
さらに、手すりをタオル掛けにすれば一石二鳥です。
【洗面台で失敗しないためのアドバイス】
洗面台の高さによっては、洗面時に水がヒジを伝わって床が水浸しになります。
ショールームでは、じっさいに靴を脱いで洗面動作を行い、高さや使い勝手を確認します。
【コンセントは余裕をもって付けておく】
電動歯ブラシ、ドライヤー、電気式の髭そり、洗濯機、乾燥器など、洗面所は多くの電気製品を使います。
冬のヒートショック対策に、セラミックヒーター式の暖房器具を置くかもしれません。コンセントの数は余裕をもって増設しておきます。
【照明について】
洗面所でお化粧をするのであれば、手元を照らすものと、部屋全体を照らすもの2つの照明が必要です。
真上からの光は顔に陰影ができ、ひげそりやお化粧もしにくくなります。鏡の両端に照明を付けてもいいでしょう。
【車イスで洗面所の利用も考えておく】
車イスで生活することも考慮し、廊下との段差をなくします。洗面台は車イスでそのまま使える製品もあります。
【収納スペースが不足がち】
洗面所は多目的ルームのため、収納スペースが不足しがち。リフォームのさいは、狭い空間を有効に活かす工夫が必要になります。