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外壁塗装の手抜き工事はこうすれば防げる
【手抜き工事はこうして起こる】
悪質リフォーム被害の77%は、訪問販売によるものでした。とくに外壁塗装の訪問販売には注意が必要です。
騙されないためには、訪問販売での契約を即決しないこと。これに尽きます。
もちろん、訪問販売業者の中にも、真面目にやっているところはあります。けれど、建築の素人である消費者が、良い業者をそう簡単に見分けることはできません。
ならば、一定の基準を満たした複数の業者で相見積もりをしてもらうのが一番です。
【売上げ優先の営業マンにご用心】
訪問販売業者の営業でやってくる営業マンは、じっさいに工事を担当しないことがほとんどです。
建築の知識も経験もなく、契約がとれればそれで良いという考えで、あとの工事は提携した工務店などに丸投げします。
建築の知識も経験もないため、見当違いの工事をさせられるうえ、手をつけなくてもよいところまで工事をして、高額な工事になる例もあります。
【もしも訪問販売業者と契約してしまったら】
訪問販売業者と契約してしまった場合、8日以内であればハガキや封書で契約の無条件解除(クーリングオフ)ができます。白紙撤回できるので、すぐに行動しましょう。
【手抜き工事の手口】
・人件費節約のために工事期間を早める、短くする
・やるべき工程を飛ばす、手間を省く
・安い塗料をさらに薄め、塗料を水増しする。結果的に本来の耐久性・耐熱性が発揮されない
・ケレン(サビ、既存塗膜の除去)を怠る
・下地処理を行わない
・塗料の乾燥が不十分なまま、2回目、3回目の塗装をする。早期の剥がれの原因になる
【こうすれば手抜き工事は防げる】
外壁塗装の手抜き工事は、3回塗るところを2回で終わらせてしまうのが典型的です。
規定の回数が塗られないのですから、塗膜本来の能力を発揮せず、寿命が大幅に短くなってしまいます。次の塗り替え時期が早まります。
そこで、公共事業でも使われている手抜きを防止する方法をお教えします。
中塗り(2回目)と上塗り(3回目)の塗料の色を微妙に変えてもらいます。色を変えることで、塗り忘れや塗り残しが一目でわかります。
また公共事業では、工程ごとの写真撮影が業者に義務づけています。あなたの家でも同じようにしてもらいましょう。その工程ごとの写真を確認すれば手抜きをする余地もありません。
ちゃんとした業者であれば、約束を守ってくれます。嫌がる業者なら、契約を考え直したほうがいいでしょう。
【見積書で注意すべき点】
業者とのトラブルの多くは「言った」「言わない」の食い違いです。とくに塗ってくれると思っていた場所が別料金だった・・などはよくあること。
そこで、見積書には塗る場所ではなく、「塗らない場所」を書いてもらいます。また、塗料のメーカー名、塗料名、樹脂成分、何回塗るのかも明記してもらいましょう。
【外壁塗装で失敗しないためのまとめ】
・訪問販売業者とは絶対に即決しない
・必ず複数の業者に見積もりをさせる
・必ず書面でやりとりする
・建設業許可(塗装業)、一級塗装技能士の資格をもっているか確認する
・工事後の定期的な点検や支援があるかどうか確認する