高齢者住宅のリフォームで失敗しない7つのポイント

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高齢者のリフォームの常識

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【住宅は完成した時から劣化が始まっている】

 

 

住宅は、完成した直後から劣化がはじまっています。

 

新車で購入した自動車が半年で6カ月点検、3年で車検が必要になるのと同じで、住宅も外装・内装・設備機器も、すべて一定の周期でメンテナンス(保守・維持・管理・点検)が必要です。

 

もしもメンテナンスを怠れば、住まいの耐久性が失われたり、故障したりで使い勝手が悪くなるだけでなく、住宅の価値も下がっていきます。

 

具体的には、ひび割れた外壁をほったらかしにしておくと、雨水が内部に入り込み、建物の内部に雨漏れしたり、内部を腐食させます。

 

定期的なメンテナンスは、住まいの寿命を伸ばし、快適に暮らす基本です。

 

 

 

【営業マンの話も、あながち嘘ではない】

 

リフォーム業者の営業マンがやってきて「今、やっておかないと大変ですよ」と、おどし文句を言うことがあります。すべてがおどし文句ではない場合があるため、注意が必要です。

 

外壁ならば、適切な時期に塗装工事をしなければヘアークラック(髪の毛のような細いひび割れ)が発生することがあります。ヘアークラックから内部に水が入れば、下地板が腐り、木工事・左管工事・塗装工事と費用が大きくかかるようになります。

 

屋根も雨漏りしていないからと油断していたら、下地に水が染みて大きな工事が必要になります。早く手を打っておけば、安くすんだのに被害が拡大し、大きな金額になってしまうのです。

 

しかし、一般人に営業マンの営業トークなのか、その工事が本当にいま必要なのか、判断するのは難しいもの。

 

そこで、定期的に専門業者に家の点検をしてもらいましょう。必要な時はケチらずに必要な工事を行うようにしましょう。

 

 

 

【リフォームはいつしたらいい】

 

戸建て住宅では、築30年になると新しく建替えるか、それともリフォームするか悩みます。

 

一般人である消費者には、何を基準に建替えかリフォームかを判断はできません。そこで、ある程度の費用はかかりますが、専門家による調査を依頼します。

 

それも、目で見るだけでなく、専門の機材を使った精密検査をします。機械による検査は人間のように感情が入らず、数値で結果を出してくれます。

 

建替え費用の2/3以内の予算でできるのなら、大規模リフォームのほうが節約になるうえ、資源の有効活用にもなります。

 

精密検査にかかる費用はおおよそ20万円程度。もちろん、精密検査の数値が非常に悪く、リフォームをする意味がなければ、建替えという判断になります。

 

 

 

【リフォーム済みの中古住宅には注意が必要】

 

中古住宅を購入して、リフォームする選択肢があります。

 

そのときも専門家による目視、もしくは専門の機械を使った精密検査をしてもらいましょう。せっかく購入したのに、シロアリの被害で建替えなければならなかったのでは悲しすぎます。

 

怖いのは、リフォーム済みの中古住宅です。見た目はキレイになっていますが、肝心の建物の状態が分かりにくくなってしまっています。

 

中古住宅は、購入してからリフォームを自分でするのがいちばん賢い買い方です。

 

 

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