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高断熱化リノベーションで健康長寿
【健康長寿は家の断熱化から】
・家が寒いと血圧が上がり脳卒中による死につながる
・肺の抵抗力が弱まり肺炎による死につながる
・血液がドロドロになって詰まりやすくなり心筋梗塞による死につながる
上記はイギリスの保健省が国民に呼びかけた内容(英国保健省 イングランド防寒計画)です。
2015年、イギリス保健省は家の中を18℃以下にしないよう国民に呼びかけています。つまり、すきま風が吹きこんだり、家族の誰かがいつも風邪をひいているような住宅のままでは、健康長寿の実現は難しいのです。
【日本の冬の死亡増加率】
北海道10%
青森県11%
栃木県25%
茨城県24%
これは2014年の厚生労働省による人口動態統計による、日本の冬の死亡増加率です。
全国年間死亡者数は127万人で、47万人が12月〜3月に亡くなっています。うち、その6割の死因が家の寒さに関係のある心臓と脳、肺の病気です。
高断熱化された住宅の多い寒い県では冬の死亡率増加はおさえられています。逆にあまり断熱されておらず、昼は暖かく、早朝深夜の冷え込みが激しい北関東ではたくさん亡くなっています。
起床したとき寝室が寒いと心拍数が3割あがります。血管が収縮して血圧も上昇。心筋梗塞や脳卒中が起こりやすくなるのです。
冬に温暖な県ほど住宅の断熱改修や高断熱住宅に建て替えることによって、冬の死亡事故を減らせる可能性があります。
慶應義塾大学の伊香賀俊治教授の基調講演によれば、もともと寒い戸建て住宅に住んでいた1万人が高断熱の新築住宅に転居後、軽い病気から重い病気の人が減ったという調査結果が発表されています。
【高齢者のリノベーションは断熱化から】
リフォームとリノベーションは似ています。リフォームは住宅を元に近い状態へ戻すこと。リノベーションは価値をさらに上げること。
リフォームにしてもリノベーションにしても高齢者は安全であること、健康第一であることが重要です。
断熱化はキッチンやリビングルームのように見た目の派手さはありません。けれど毎日生活する家が寒くてふるえてばかりいる、脱衣所でヒートショックになって救急車で運ばれた、いつも体の調子が悪い、では住んでいても楽しくありません。
【具体的な断熱対策方法】
冬の寒さ、夏の暑さをやわらげるためには、住まいの断熱性と通気性を高める必要があります。断熱材はいま使われているものより性能のいいものにかえましょう。
熱が逃げるのは窓と天井、そして玄関。外壁には断熱材入りのガルバリウム鋼板を施工します。
窓はペアガラスや二重サッシにかえます。サッシも屋外側は耐候性の高いアルミ製、室内側は熱伝導率の低い樹脂性のもので断熱性を高めましょう。玄関扉も断熱タイプのものを採用すれば、外気温の影響を受けにくくなります。
湿気がこもりやすい洗面所や浴室には、通風に便利で断熱性・気密性も十分なダブルガラスのルーバー窓を採用します。
マンションの場合、外気に面した室内や天井に発泡ウレタンを吹き付ける工事方法もあります。